師走ないとめあ

降りた駅で精算を済ませ、改札を出てはたと気付く。

ここ、いつもの駅じゃない。

思考が5秒停止した後、強烈な自己嫌悪。
気付けよ。とりあえず、外に出る前に気付けよ。てゆか、ホームで気付け。

余計な乗り越し分を払ってなお、いつもの駅までの切符を買うなど、愚の骨頂。
漫画を買って帰ったら、家にその巻があったかのような徒労感。

駅員さんに直訴して、そのまま自分の駅で降りられるように
一筆書いてもらう。このやりとりは情けなさで濡れ溢れている。

そう。

今日は、ものすごくお疲れだったのだよ。


御成門にある、大学の付属病院に勤める保育士から連絡があったのは
もう一週間ほど前になるだろうか。

彼女は高校の同級生で、卒業してからも頻繁に飲みにいったりしている間柄。
趣味がわりと合うので、たまに映画などにも出かける。仲のよい友達である。
ちなみに私は、男女に友情は芽生えるという説を信じる派だ。

12月9日に、彼女の担当している病棟でクリスマス会が開かれると連絡が入り、
同時に、合唱の伴奏者を急募しているという話を受ける。

しょうがないので、村上春樹好き福祉ギターマンと筋肉タンバリン、
そしてギターマンの友達でピアノ上手な土筆ちゃんの3人を集め、
そのクリスマス会に乗り込んできたのです。

病棟保育的な場所ということもあって、わりと重めな子供達が数多くいます。
自分じゃ起き上がれない子や、沢山のアレルギーがあってほとんど物が食えない子とか、
白血病の闘病で髪の毛ない子もいます。わずか6,7歳で移植経験があったりとか。

ヤツラ、きついだろうにやたら元気でね。
元気っていうか、”元気っぽく” してる。

なんか心臓の薄いところに、㌧㌧くるものがある。
時折、息苦しくなった。



と、ここまで書いて、なんだか急に腹が立ってきたさ。

安全な場所から遠い目線で何書いてんだか。
お前なんざ、1㍉も実際の状況を知らんだろうが。
それっぽく感じてる振りすんなや。


すいません。ごめんなさい。


それでも今日は、新しい哲学が生まれた日でした。
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by chikara_mikado | 2006-12-10 01:44 | 雑記
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