もののけ

屋久島行ってきました。

新幹線では駅弁とお茶と昼寝というなんともレトロな旅風情。
夏休みを楽しむ家族と小うるさい餓鬼を生暖かい目で見守っていました。

途中、鹿児島で黒豚しゃぶしゃぶ。
日本の食卓はなんて贅沢なの。
飯と対比して、宿泊場所は漫画喫茶ですが。

止まらなくなった僕は、給仕のお姉さんに、
「肉ください 白いご飯と 肉ください」などと、
風流にも字余り。欲望がはみ出ている。
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写真を撮ることを思い出した頃には、もはや肉は。


さて、屋久島着。バスで1時間南下。
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この日の前半はシーカヤックです。
沖に向かってどんどん進みます。
オイラ泳げないのに。

久しぶりに胸が高鳴りました。
転覆したらきっと海の藻屑。ウミガメのえさ。

でも、手を伸ばせばすぐそこに海面。
あまりに近くて、そしてそれは、あまりに透明で、
目を逸らすと人の手が入っていない山々が。
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古くから山岳信仰の島だった、という話を聞いてはいたものの、
島民ではない自分まで守ってくれている、その寛大さにちょっと涙。

お陰で後ろに乗ってる奴に、漕ぐふりして水をかける余裕が生まれる始末。


宿に着いたのは午後6時過ぎ。
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ここで一つ、あり得ない出会いが。
旅人は、すれ違った人に気持ち良く挨拶ってのが標準装備。タブン。
で、眼鏡かけたひげのオッサンと風呂場付近ですれ違ったので声をかけた。

「ちわーす。」「あ、どーも」

む、誰かに似ているぞ。思い出せん。

夕飯時、宿はユ-スホステルで大広間にて皆でガヤガヤ食事。
おまけかつメインな一品を貰うために、部屋と名前を告げる。

ひげ眼鏡のダンディが自分の名を告げていた。

「どうも、○○です。」

あああ、そうだ。
高校の美術の先生だ。

「先生!覚えてますか!?」

「いや、知らん」

「え、いや、ちょっと。ほら、卒業制作で木刀(鞘付き)作ったアイツですよ」

「おぉぉ、お前か!」

8年ぶり。

先生は家族で旅行に来てるようだ。
娘2人はなかなか可愛いぞ。



そんなこんなで就寝。
したのも束の間、朝3時起床。


なめていた。


縄文杉なんざ、ぶらぶらと1~2時間散歩がてら見に行くもんだと思っていた。
午前5時、登山口より出発。



そこから5時間。

山道登りっぱなし。

ないわー。
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ようやくたどり着いたけれど、樹齢4000年だか7000年の
杉のマイナスイオンはなかなかの癒し。

でも、往復22キロ。
これから行く人は覚悟すべし。



次の日、疲れをとるために(主に目の保養)、男女混浴の海中温泉に
行ったのだけれど、ひどい坂道と裸のおばちゃんのお陰で、
余計にクラッときたのは内緒。
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屋久島は本土から移住してくる若者が多いんだと。
自然に魅せられた人達が、自分のしたいことや居たい場所を
求めて引っ越してきて、それを実現させてるってのは、ちょっといい。


最近の疲れている人たちにも、そんな時期があっていいのに。
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by chikara_mikado | 2008-08-28 16:15 | 旅行
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