カテゴリ:チェコのこと( 49 )

就職案内

こんにちは。



なんとか生きています。



どうやら日本も不況のようで、
毎日職をなくしている人が沢山いるみたいですね。

早いもので、夏が来ればここプラハでの2年のカリキュラムが終わり、
改めて進退を考えねばなりません。

そのプレッシャーたるもの、半端じゃありません。

昨日は、350KCでお寿司食べ放題のお店に行き、
ストレスのあまり40貫を即平らげ、お茶を飲んだら眠くなる始末。

また、ある時はクライミングに行き、ロープを体に縛り付け、
落ちたら死んじゃうってな高さで足をガクガクさせること、4時間。
握力を無くした僕は、その後PUBでビールジョッキを持つことすら困難でした。

4月になり春が訪れたら、寒いのに北国へ釣り終業。
冷たい水の中に突っ立っての釣りなんて、まるで拷問のようです。
船にも乗るらしいので、酔って波間に天然撒き餌ですよ。
訪北欧は初めてなので、小心者の私は今から心構えをせねばなりません。


といった具合な日々。
毎日ぐっすり12時間眠っています。



そんなわけで、チェコに残るにしても帰国するにしても、
仕事をどうするのか、何をして生きていくのか、それを考えなければなりません。



というわけで、今日はこんなものを紹介。

a0013368_735254.jpg

a0013368_73546100.jpg


え、これ何かって?


プラハの公共交通公社の求人広告です。


妙な切れ目は何かって?


そこのパーツなくしたんで、予備用から頂戴したってわけですお。


地下鉄の広告配布ラックにてコイツを発見。
子供向けの電車案内かと思いきや、大人向けの就職案内でした。

募集職種は全部で13種類。

ドライバー

・トラムの運転手
・バスの運転手

メカニック

・トラムのメカニック
→電気系統担当
→車体担当

・バスのメカニック
→電気系統担当
→車体担当

エレクトロニック

・トラムの電気系統の最終チェッカー

・トラムのケーブル管理者

リペア、メンテナンス

・旧車両のリペア
→トラム担当
→バス担当

・駅構内のエスカレーターの修理工

・丘を走る特別車両のメンテナンス担当

メディック

・スタッフの健康管理


となっています。


さて、募集するならどれがいいかな、と真剣に小一時間考えたのち、
脳裏に浮かんだのは、、

「そうだ、バス作らなくちゃ。」

ちなみにルームメイトのオヤジさんは、トラムのメカニックだそうです。
なかなか大変な仕事だそうです。



子供用と侮っていましたが、流石大人の就職案内。
全50パーツからなる、意外にも手の込んだ工作。

これを手に取るやつは、こんなことしてる場合じゃないんじゃないかと、
やや矛盾を感じつつ、面接に作り上げた完成品を持ってたら、絶対受かるよなー、と
やや邪なことも考えつつ、打ち込むこと3時間。


a0013368_739492.jpg

a0013368_7434569.jpg


可哀そうなことに、出来上がった途端飽きられて、
居場所のないコイツは、机の端っこで薄い埃をかぶってじっとしています。

チェコで仕事がしたい!
という人は、参考にしてみてください。

Dopravní podnik hlavního města Prahy
[PR]
by chikara_mikado | 2009-03-23 07:49 | チェコのこと

三面記事

チェコで一番読まれている新聞は、
「Lidové noviny」と「Mlada Fronta DNES」だそうです。

双方ともチェコ生まれですが、現在はドイツのパブリッシャーに属しています。
同じ発行元で1位と2位を占めるなんて、圧倒的ですね。


ところで、


1月23日(金)より、ここプラハでは日本の映画祭が開催されております。

映画祭2009 -現代日本映画特集-

とはいっても、まだ2回目。去年始まったばかりです。


ご存知ですか、


フランスでは、「マンガ」という単語がフランス語として認識されているそうです。

チェコで、「エイガサイ」という単語をチェコ語として認識させたいと、
嘘か真か、映画祭のディレクターが言っていました。

故に、タイトルがそのものズバリ「EIGA-SAI 2009」。
若干無理めですが、生暖かく見守ってあげたいと思います。

さて、映画祭と言っても、ただ作品上映をすればいいというのではなく、
関連イベントを各種開催します。
総合的に日本の文化を伝えるひとつのチャンスというわけです。

上映作品は、
「ビリケン」、「ALWAYS 3丁目の夕日」、「カリスマ」、
「チルソクの夏」、「2Duo2/デュオ」、「二人日和」、「たそがれ清兵衛」

待合室では折り紙が置いてあったり、
映画上映の前にはステージで和太鼓や三味線の演奏、着物のショーなど。
盛りだくさんであります。


本題に入ります。


というわけで、着物ショーのモデルの話が突如舞い込んできたのです。
お祭りの賑やかしとして。

面白そうなので二つ返事でOKしましたが、
当日用意されていたのは浴衣。

オフレコですが、タグが某ウニクロに似ていました。

華やかな着物に着られた女性陣に囲まれ、我ら男子は2人。
しかも着物を着こなしている年配のTさんと比べると、
浴衣に雪駄の僕は出来の悪い弟子、もしくは博打好きの書生といった風体。

浴衣を着た女性と二人で舞台に立ちましたが、
その子がどうもチェコ人カメラマンのつぼだったらしく、
うっかり例の、「Mlada Fronta DNES」文化面に写真が載ってしまいました。

しかもでっかく。

a0013368_20175793.jpg


えぇ、間違いなくカメラマンは男ですね。

いいんです。
紙面を賑わすのはもう少し後にしておきます。

ではでは。
[PR]
by chikara_mikado | 2009-01-29 20:19 | チェコのこと

大晦日 in プラハ

みな様。

明けまして大分たちますが、それでもやっぱりめでたいもんで。
今年も残すところあと355日。
どうぞよろしくお願いいたします。

クリスマスパーティーから忘年会を経て新年会へ、
そして七草、成人、旧正月、新春、誰かの誕生日と
とどまることを知らぬプラハ在住の日本人ども。

みんな酒盛りが大好きです。

さてここで、遅ればせながらプラハで大晦日を過ごす外国人のとある記憶。

--------------------------------------------------------------------

さぁみんな、酒を持て、街に出よう。

10月の半ばにプラハに舞い戻った私は、現在街の中心に居を構えています。
場所は国民劇場から歩いて3分、TESCOから5分、ウフレクの裏です。

3件となりにはプラハ在住のアメリカ人たちが集うPUBがあり、
その隣にはチェコの映画関係者が出資したワインバーがあります。

刺激的なロケーションにより、気持ちが若返るのもしょうがありません。
今年の年越しは、メイン広場にて存分に暴れることにしましょう。

a0013368_1313928.jpg


というわけで、やってまいりました。

ヴァーツラフ広場。
セキュリティーが見回るバリケード内を一歩出ると、そこは無法地帯。

人々の盛り上がった気勢で革命が2,3個起きそうです。
あちらこちらで発砲音がする、どっかの内戦地みたいです。
しかし皆の手には武器の代わりにシャンパンが、ワインが、ビールが、花火が。

毎年、この日は死傷者がでるほどのお祭り騒ぎ。
死なない程度にハッスルしますよ。

カウントダウンと同時にシャンパンをOPEN UP。
夜空に飛んだコルクに光の輪がかかります。

a0013368_1323189.jpg


さぁ、次はコンテナに登りますよ。
なんとかと煙は高いところが好き。

目立つ場所に登り、はしゃぐ東洋人に誰かが嫉妬したようです。
火のついた爆竹が投げ込まれました。
そしてさらにはしゃぐ我ら、火に油。

酔っ払った頭でふと空を見上げると、一瞬わからなくなります。
耳を劈く破裂音と辺りに広がる火薬のにおい、
地を見ればあまりに猥雑で、空を見ればあまりに映える花火。

あれれ、今、僕はどこにいて、何をしてて、これからどうするんだっけ。

我に返り、手に持った空のシャンパンボトルを地面に叩きつけます。
地面をなめるように広がるガラスの輪。

一仕事終えた気になり、ビールで口直し。
この日は零下5度を下回る寒さ。
唇をガチガチ鳴らしながら、喉を越えるソレのなんと美味いことか。

一通り騒いだ彼らは、少し落ち着きを取り戻します。

a0013368_1331380.jpg


狂気の世界を堪能した僕らが次に向かうのは、、、


・・・

・・・

・・・


「たこ焼きパーティー」

うん、わかってる。言わなくていい。
なんかズッコケタ人が見えるもん。

冷えた体を癒すため、一路友人のフラットへ。

タコは貴重品ですよ。
なにせチェコは海がありませんから。

500グラムで250KC(1300円くらい)
これは、中華料理屋で食べるお昼4回分に相当します。

あとは、キャベツにネギに、、、紅ショウガ。
赤梅酢にみじん切りにしたショウガを漬けます。そこからです。
日本で普通に手に入るものが、ここでは存在すらしません。

そして、年越し蕎麦。ツユは手作り。
3つほどのお椀をみんなでふぅふぅ言いながら回します。

なんか、今までの騒動が嘘みたいなくらいのんびりした雰囲気。
大阪娘が焼く本場のたこ焼きに全員が舌鼓。

朝、解散。

お祭りに行く前に韓国料理屋でパーティーしたのを含めると、
夜7時から朝7時の12時間耐久年越し。みんな若いね。

なんと激しく魅力的で危ない上に騒がしくて美味しい大晦日であったか。
ちなみに昨年の大晦日とは対極にあった。

>2007年12月31日:金が信念
[PR]
by chikara_mikado | 2009-01-09 13:08 | チェコのこと

The 家庭料理

近所のファミリーマートあたりを自転車でうろうろしてたら、
横から来たオバチャンとぶつかりそうになりました。

スレスレで華麗によけたら、
「危ないじゃないの、バカッ!」
と、言われました。

オバチャンは赤毛のチェコ人でした。

「うわー、チェコ人に日本語で文句言われた。しかもバカって言われた・・・」


・・・
・・・


と、すごく意気消沈したけど何かおかしいと思ったら、
2秒後には暖かい布団の中で天井を見てました。



昨日は、ジプシー音楽を聴きながらしこたま飲んだのです。
誘われて行ったMUSIC BARなんですけど、これまたすごく気持ちのいいお店で。

ただまぁ、演奏してるグループはみんなものすごい男臭い。
みんな太めでちょっと腹出てて肌が浅黒くて揉み上げとか長そうで
赤いポロシャツとか似あいそうで例えるならパンチョスとかゴンザレスとかアンドレ。

関西風な動きをする可愛らしいチェコ娘や
全世界に顔が利きそうな沖縄のお姉さんとか、
こっちで外タレになりたい芸術家(日本人留学生)とか、
ごついのにwikipediaですぐ物事を調べるウクライナ系オランダ人とか、
恋人の韓国人がオーストラリアに恋しちゃって(引っ越したがっている)大変なドイツ人とか、
大使館で真面目に働いている優秀な人とかに囲まれて、
映画のことをあんまりしてない映画留学生は、

ビールの宣伝でよく流れているジプシーキングスのVolare、
あんな感じのノリで3時間ほど音と酒を堪能したのでした。

----------------------------------------------------------------------

さて、前置きがやたらと長くなりましたが今回はチェコ人の主食を紹介したいと思います。
写真と解説による完全保存版です。

a0013368_1723655.jpg


あ、もちろんそのままじゃ食べませんよ。
当然ですよ。ちゃんと摩り下ろさないと。

a0013368_1731362.jpg


いくらチェコ人だってイモだけじゃ飽きますよ。
ソーセージも入れますから。

a0013368_1735265.jpg


・・・
わかってます、みなまで言うな。
真ん中のアイロンは使わないから安心してくれ。

a0013368_1742065.jpg


揚げます、揚げます。

a0013368_175347.jpg



ハイ、出来上がり!

これがねぇ・・・
脂っこくて体に悪そうで、すんごいうまいんですよ!
みなさんもこれを機会にぜひトライしてみてくださいな。





スペシャルサンクスはわたくしのルームメイト、ミハル。
最近、ポニョポニョばっかり言ってるジブリっ子です。
なにか腹の立つことがあると、「サカナーッ!」と叫びます。

a0013368_1754185.jpg

[PR]
by chikara_mikado | 2008-10-27 17:09 | チェコのこと

生一杯が4杯分

週に1度云々と抜かしましたが、第一週からこの体たらくです。
でもチェコ時間で言えば、まだ一週間圏内です。たぶん。

------------------------------------------------------------------

かつて日本で学生をやっていた頃、僕は確か経済のことを勉強していたはずなんですが、
鉛筆を持ったり机に座ったりした記憶がとんとありません。

なんとか昨日のおかずは思い出せます。

僕が初めてチェコに来たのは、2005年の9月。
当時、1チェココルナ(以後CZK)は約4.5円でした。

比較対象になりそうなものをちょっと調べてみました。

収入からいってみましょう。
チェコ人の平均月収。単位はCZK。

2002年 15866 1CZK≒3.6円 約5万8千円
2003年 16917 1CZK≒4.1円 約7万
2004年 18041 1CZK≒4.2円 約7万6千円
2005年 18992 1CZK≒4.6円 約8万7千円
2006年 20219 1CZK≒5.1円 約10万3千円
2007年 21694 1CZK≒5.8円 約12万6千円

2008年 23600 1CZK≒6.5円 約15万4千円

使ったもの。
・Czech Investの平均月収項目2002-2007(チェココルナ)
・上記の米ドル換算
・Yahoo!ファイナンスの過去の米ドル為替相場(日本円)
・足したり掛けたり割ったり

算出は手動です。
なのであくまで参考程度に。うひひ。

チェコは2004年5月1日からEUに加盟しました。
その後の所得の伸びは結構な感じですね。4年目で約2倍に。

ちなみにビールはというと、
街中のパブで、500mlのジョッキ生→25CZKくらい
グラスワインも安いのは25CZKくらい
こっちでは、水のほうが高いです。

卵6個(わりといいやつ)→35CZK
Lサイズです。

ガソリン1㍑→33CZK
車乗らないのであんましわからん。

中華レストランのテイクアウト→80CZKくらい
プラハには山ほど中華レストランがあります。
モンゴル人がやってたりもします。
どこも微妙に味が違うけれど、チェコ人に判別可能かどうかは謎。

逆に、西欧から輸入するものは高いです。
コンバースのスニーカー →日本だと4000円くらいのが6000~7000円とか。
コーラ →スーパーマーケットで22CZKくらい

ま、なんとなくですが。



実は、今年の7月8月と過去最高のチェココルナ高になったんです。
そのレートや、1CZK≒7.5円。2002年と比べるとまさに2倍以上。

現地の人達はそんなに実感ないかもしれませんが、外国人にとってみたら
すべての物価が2倍以上。モノの値段そのものの値上がりもありますから、
体感では3倍近いかもしれません。


で、なんでしたっけ。
あぁ、そうだ。

今年の夏はコルナ高で日本(海外)からの観光客は苦しんだのですが、
ここのところ、ねぇ、例のサブプライムなんとかでバブルがはじけ気味なんですよ。

スウェーデンやデンマークでもユーロ導入を叫んじゃったりなんかして、
世界中が必死ですね。チェコもご多分にもれず。

夏に1CZK≒7.5円だったレートも、秋が深まる今日この頃じゃ1CZK≒4.8円ですよ。
3年前のお値段ですよ!

この、4円台に突入したことへの驚きをどうしても表現したかったのに、
なんだろう、この今までの流れは。


とりあえず、今持ってる福沢諭吉をパラツキーやニェメツォヴァに変えるか、
やたら悩ましい。



------------------------------------------------------------------

カメラは持ってきたのに、充電器を持ってこないという失態により写真が撮れません。
国のおっかさんに送ってもらうか、プラハに遊びに来る人に託すかしないと。。。
[PR]
by chikara_mikado | 2008-10-24 07:41 | チェコのこと

プラハを歩けば関係者に当たる

さて、プラハに戻って1週間が経とうとしています。

せっかくなので、週に1度くらいのペースで近況報告も兼ね、
記事を書いていこうと思います。最初の3週間が特に見物です。

--------------------------------------------------------------------

イギリス資本のスーパーマーケット、「TESCO」。
プラハのいたるところにあり、市民の生活用品やら食料やら
日常生活に必要なものほぼ全てがこの店で手に入ります。

そんなTESCOで、ニンニクを買おうとレジに並んでいた時のこと・・・

我流ペペロンチーノを作ろうと材料を買い集めましたが、
ニンニクを忘れていたことに気がついた僕は、次の日に
改めて買いに行くことにしました。

一固まりを袋に入れ列に並んでいたら、レジのおばさんが突然叫びました。シャウト。
ビクッとしてキョロキョロしましたら、どうやら後ろの女の子に声をかけた様子。

「くぁwsでfryふじこlp;☆」

顔を見合わせる僕とその子。

「くぁwsでfrtgyふjきおlp☆」

どうやら、女の子がキャッシャーの下に買い物かごを置いたことを怒ってるみたいです。
結構激しい怒りです。

怒りで目が眩んだのか前のお客の商品の値段がわからず、
席を立ったおばさんはどっかへ行ってしまいました。
ものすごく自由。

手持無沙汰の僕らは世間話を始めます。

「やぁ、どっから来たの?」

「私、フランス。私の国ではレジの下にかごをおいても平気なのに・・・、
それにちょっと怒りすぎじゃない?」

「うーん、観光?学生?」

「学生よ、まだこっちに来て3週間くらい。」

「そっか、まぁそのうち慣れるんじゃない。僕も学生、映画をやってるんだ。」

「え!?私もよ!」

「学校は・・・?」

「FAMU」
「FAMU」

「・・・」

「わはは、びっくりした。こんな偶然もあるんだねぇ。」

「うわー、すごいすごい。」


レジのババァが戻ってくる。
颯爽とにんにく一玉を買い終えた僕は、紳士風に待機。

っと、なぜかフランス女子が赤くなっている。
どうやら財布を忘れてきたようだ。かなり挙動不審だ。
無理もない、さっきまでどーせわかるまいと英語で文句ばっか言ってたんだから。
これで払えなかったら、気持ちいいくらいカッコ悪い。

ということで、お金を貸してあげたのです。
同じ学校だし、見かけたら今度返してねってことで。

そしたら、家がすぐ近くだから時間があるなら帰りに寄ってかない?
なんてまるでドラマのような流れ。

その子は監督志望で、一本映画を撮り終えたご褒美と友人の別の作品の小道具を兼ねて、
部屋でみんなで食べるべくケーキを買いに来ていました。

プラハ城でも散歩しようかと思ってた僕は、時間があまりに余っていたので、
2秒でOK牧場。流石にパリジェンヌには通じません。

彼女のルームメイトは、スロヴェニア男子・アメリカ男子・ノルウェー女子という
なかなかの国際部屋。ノルウェー女子を除いて全員がFAMUの学生。


スロヴェニア男子が部屋で短編映画を撮っていました。
お祝いのはずのケーキが早速小道具に変身。
妄想誕生日パーティーのワンシーンだそうです。

なぜか不自然な笑顔でテーブルに着席している日本人。
撮影に口を出しつつ、エキストラとして出演。

5回ほど撮り直して、ようやくOK。
ケーキもだいぶロウソク味が染み込んでいそう。
ガヤガヤ食いながら、自分の仕事を多少説明して、お暇してきました。

現在の居候地から歩いて5分のところにある国際部屋。
今後の展開が楽しみなり。
[PR]
by chikara_mikado | 2008-10-13 08:01 | チェコのこと

前回のくだらない話を書き殴って以来、早一ヶ月強が経とうとしています。

もうプラハは完全に夏。
日本の梅雨は明けましたか?

さて、夏休みの一時帰国が決まりました。
7月22日にプラハを出てナポリへ、そしてローマを経由して成田に。
8月頭には家の近所のラーメン屋で泣きながら丼ぶりをすすっていることでしょう。

で、帰国前の一大イベント。


"マイム能楽集「鵺(ぬえ)」 in Praha and Bratislava"

昨年秋にプラハで行った「道成寺」が、そこそこに評価され、
今度はチェコとスロバキアの2カ国公演となりました。

今回は、作品を除く1から10までを一人で調整してきたので、
似非プロデューサーから似プロデューサーくらいには進化したと思われます。

以下詳細。

7月8日(火)、9日(水)
スロヴァキア:ブラチスラヴァ
divadlo A-ha 19:00~

7月13日(日)
チェコ:プラハ
divadlo Ponec 20:00~

参照記事(チェコ語)

a0013368_19293498.jpg


ではでは、また。
[PR]
by chikara_mikado | 2008-07-06 19:31 | チェコのこと

犬袋

いやぁ、ご無沙汰していました。
ここプラハもすっかり暖かくなりました。

24時間営業のトラムがあるので、健全に夜遊びしている毎日です。
こっちは夜9時でも明るいので、必然的にスタートが10時とかになるわけです。

ううむ。早く帰るのは野暮です。

-------------------------------------------------------------

さて、犬袋。

と言いましても、こんなのじゃないです。
a0013368_1244047.jpg

今ここで少しばかり触れたいのは、犬の落とし物袋。
てっとり早く言やウンコ袋です。

ヨーロッパの都市には、街のいたる所に
犬用のウンコ袋が設置されているのです。

公演や散歩道はもとより、繁華街しかり。
a0013368_0524543.jpg


表に印刷されている犬のデザインが多岐にわたり、
素材も紙やビニールで、色もカラフルと
妙なものに惹かれた僕は、旅先で取り憑かれたように

「例の袋はどこかねー。犬袋はどこにあるのかねー。」

と、呟きながら街を徘徊しているのであります。


プラハという街は、いくつかの地区に分かれています。
1区は、プラハ城から街の中心へと広がり、
2区は、ブルタヴァ川の内側、市街地で、
3区は、学生の街、安くて安い物件が並びます。

ちなみに私は広域地図の中心点から北限に向かって上昇、地図にギリギリ載ってんのか、
というプラハ8区に住んでおります。

年々これらの地区は増えていて、所持している地図には15区まで、
風の噂ではすでに20数区、大使館関係者に聞いてもズバリッな答えは
返ってきませんでした。

なぜ、こんな話かと言いますと・・・

この犬袋、どうやら地区ごとにデザインが違うみたいなんですねー。
面白いですねー、凝ってますねー、メンドクセー。
プラハは紙製が主流の様子。

a0013368_1164557.jpg

a0013368_1174960.jpg

そして、スコップ付きという至れり尽くせりなサービス。
むしろこのサービス精神はレストランで欲しい。


ところで、チェコは犬天国。
地下鉄もバスもトラムも我が物顔でお犬様が乗ってきます。
犬とともに学校に通う飼い主も。
しかしどの子もしっかりと躾られていて、
なかなかの紳士淑女ぷりです。

”飼う”というよりも、”共同生活をする”って感じが、とてもよいです。


他の都市にもありました。

スイス、ジュネーブ
a0013368_1341662.jpg

スイス、チューリッヒ
a0013368_136122.jpg

ハンガリー、ブダペスト
a0013368_1353253.jpg

ポーランド、クラコフ
a0013368_1365944.jpg


そしてチェコ第2の都市、ブルノ!
a0013368_1385255.jpg

やべっ、上下逆だった。
いやそんなんどうでもいいし、てゆかナニコレ。
[PR]
by chikara_mikado | 2008-05-25 01:43 | チェコのこと

女心と春の空

プラハに来て半年が過ぎた。

初めて超えたヨーロッパの冬は思いのほか厳しく、
何度か風邪をひき、灰色の空のお陰で光合成不足であった。

3月を迎え、しばしば気持ちの良い日差しと穏やかな風が吹く
暖かい日が訪れるようになった。

芳しくなかった調子もつられて、復調の兆しを見せている。


突如、


風は手のひらを返したように冷たくなり、
雲は日を隠し、雨を落とし始め、
やがて、雪となり、時に雹となる。

しかしその怒りも束の間、すぐに元通り。
優しい世界が帰ってくる。

面白いことに、この過程は混ぜこぜにやってくるのだ。

暖かい陽気の中、酷く冷たい風が吹き、
すごい勢いで前方から雨が近づいてきたり、
強い日差しの中、雪がちらつく。

雪は勢いを増し、ほほを打つ。
目を閉じてじっとしていると、いつしか太陽が戻ってきている。

飴と鞭を繰り返す日も多い。
女に振り回される男の如く、天気に振り回され、
一喜一憂する僕は、チェコ人から教わったことがある。


この激しい天気の移ろいは、”嘘みたいな天気”ということで

「Aprílové počasí」 (April Fool's Weather : 四月バカの天気)

と呼ばれ、毎年この時期に必ず訪れるらしい。
この時期が明けないと、本当の春はやってこないと言う。

彼らは春の為に、この天気と折り合いをつけ、長年付き合ってきているのだ。
突然現れる降雪の日々は、いつしか消えていく。
そうして、ようやく花々が安心して咲けるのだ。


そこまで来ている春の足音に、ふと梅雨明けの夏の匂いを思い出した僕は、
海の風がないチェコで無性に懐かしさを感じた。

こういう日は、やけにお腹がすく。

a0013368_11234223.jpg

[PR]
by chikara_mikado | 2008-03-29 11:36 | チェコのこと

勝訴 その2

前回までのあらすじ:

「ブーッ、ガシャッ」

「OUT OF CONTROL, HAHAHA!」

(おいおい、ふざけんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇ。)

a0013368_975833.jpg





というわけで、券売機の裏手にあるオフィスの窓口に話をつけに行く。
ここのおっさんは腹が出ていた。ビールっ腹に違いない。


僕:「あのー、今切符を買おうとしてお金を入れたら、機械が閉まっちゃったんですけど。」

腹お:「ハァ?」

僕:「いいですか。切符を買おうとして、お金を入れたら、機械が閉じた、ってわけなんです。」

腹お:「ん?おぉ、それで?」

僕:「いやだから、お金返してほしいんですけど。」

腹お:「ここにはお金はないよ」

僕:「え、いや、ちょっと。困りますよ。」

腹お:「何番の券売機?」

僕:「見てきます。」

-----------------------------------------------------

僕:「PID473番です。」

腹お:「ふーん。じゃここに名前と住所書いて。」

僕:「なんでですか?今ここで返してくれればいいだけでしょう。
   僕は事実、お金を入れてるんですよ。彼が証人です。」

僕は、後ろに並んでいた青年に頼んで窓口まで一緒に来てもらっていた。

青:「確かにそこの人、買ってたよ」

僕:「ほら。返してくださいよ。」

腹お:「ここにお金はないんだ!」

(んなばかな)

青:「俺用事あるから帰るわ、グッドラック。」

僕:「ちょっ・・。ま、いいや、金返してくれ。あんまり時間がないんです。」

腹お:「無いモノは無い。それに、僕たちは雇われてここにいるんだ。
    文句があるなら上層部に伝えてくれ。」

僕:「ゴゥルァァァァァァァァ」

女:「どうしたんですか?」

僕:「カクカクシカジカ」

女:「[@\^-]:;\/,[@[p-\^;:..\」

腹お:「[@p^-\ohlplhp@okio\@--p\/.,」

女:「ここには本当にお金がないんだって。
   このカードの所に電話するのがよさそうよ。」

僕:「おいおい。いい加減にしてくれよ。いったいどうしろってんだ。」

女:「あなたは神を信じる?」

僕:「・・・、いや今はムリ。」

女:(悲しそうな顔をして)「そう、じゃあね。グッドラック。」

僕:「ハァー・・」(あぁ、八当たりをしてごめんよ、お姉さん。)



渡されたカードを見ると、そこにはPrague Public Transit Companyのinfolineとある。

(腹おの奴、俺をたらい回しにする気か!)

僕:「もしもし。今、Narodni trida駅で切符を買おうとしたら・・カクシカ」

info:「その案件なら、こっちの番号ですね。掛けてみてください。」

(キタキタ。案の定盥回しね。とことん付き合っちゃうよ、ボク。)

僕:「もしもし、カクシカ。」

info2:「^\j@j@ghlg^hj:k\??????」

(チェ、チェコ語オンリーか・・。ふざけおって。)

僕:「あのさぁ、どうなってんの?問題解決に対して全く前向きさを感じられないよ。」

info:「そんなことありません!」

(ブラブラブラと長いアピールが続く)

僕: 「で、どうしたらいいわけ?どうしてくれるわけ?」

info: 「駅の窓口で名前と住所を書いてください。調査の上、1~2ヶ月後返信致します。」

僕:「調査て、、2か月て、、 ( ゚д゚)ポカーン」

(もういいや。名前書いて住所書いて終わりにしよう。)
(家帰ってパスポート取って来て、定期買わねば。)

僕:「名前と住所書きます。ペン貸して下さい。」

腹お:「プイッ」

僕:「もういい加減にしろ」

通りすがりのお婆さん:「どうしたの?」

僕:「カクシカカクシカ」

通婆:「そらー、あんたね。絶対に戻ってこないよ。
    アタシャ、ここでの暮らしは長いけどね、そりゃ無理だよ。」

僕:「・・・、もういいんです。戻って来ようが戻らまいが。
   できるだけのことはしておこうかと。」

通婆:「偉いわね。アタシだったらすぐに諦めちゃうわ。」

通婆:「[@pu\^-089@lp/:\/.[;p@\」

腹お: (すごく嫌そうな顔で) 「どうぞ」

僕: (こいつ・・)「書いたぞ。どうすんだ?」

腹お:「調査報告が送られてくるんじゃない?」

(なぜ、疑問形?まぁもう、期待しないで待ってるよ。)


というわけで、もうダメ元で名前と住所と金額を書いたわけ。
そう。金額はたかだか100kc(600円くらい)。

もう金額の問題じゃなくなってた。
負けず嫌いの根性がもう前面どころか全面に出てた。
やり場のない怒りと徒労感で白髪が増えた。
俺の周り、半径3センチくらいは雪も溶けていただろう。

一応、1月7日のその後のことを書いておこうかと思う。

1時間かけて家に戻り、家の最寄駅でまた並んだ。
30分ほど待ったところで、窓口のブラインドが唐突に降りた。
周りの人に聞いても、皆意味がわからない。

なのに、並んでる。
そうか、ここの人達は並ぶのは得意だったか。

再開する気配の無さに泣きそうになった僕は、
プラハ中央の大きな駅に場所を移し、もう一度窓口に並ぶことにした。

待ってる人数、およそ50人ほど。
最後尾が見えない。

たっぷり3時間近く並んで、ようやく念願の代物を手に入れる。
一年間の定期だ。これで当分、並びからは解放される。

僕が定期を手にしたその瞬間、ここの窓口のブラインドも落ちた。
これは中の人の都合で唐突に起こり、いつまた窓口が再開するのかがわからないという、
長時間並んで待っていたことを嘲うかのような、非人道的行為なのだ。
就業時間みたいな概念は、この日のプラハには皆無であった。

後ろのおばさんは、泣き出しそうだった。
まるで、まな板の上で蜂に刺されて泣きそうな鯉の胃袋にいるタニシみたいな顔だった。

そう、この日僕は朝9時に家を出て、「定期を買うってこと」だけを目標に一日を過ごした。
定期を手にしたのは午後7時を過ぎていた。
ま、定期の話はメインじゃないんでこのぐらいにして・・





そして、冒頭の手紙が届く。
あれから2か月が経とうとしている。

a0013368_9334440.jpg


たまに思い出すことはあっても、深くは考えず流していた。
正直忘れていた。

しかし手紙の内容は、こちらの言い分を完全に認め、
謝罪の言葉とお金を返す旨がしっかりと綴られている。

なんて清々しいんだ。
安堵と歓喜に包まれた僕が、ふと考えたのは・・

手紙にはそう書いてあるのに、実際のお金はまだ手元に戻っていない。
まだ闘いは続く・・のか?

a0013368_9322097.jpg

[PR]
by chikara_mikado | 2008-03-12 09:37 | チェコのこと