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一休み。

出発まであと1週間。
ようやく大き目トランクを購入してきました。

荷物、揃ってなーい。
やること、大杉。
精神的覚悟、1㍉もできてない。

なんだか、いつもどおり1ヶ月滞在の渡航前という雰囲気です。
どうすんだろ、2年だよ?
刺身もたらこもラーメンもゲーセンもお預けですよ。

といった毎日を過ごしています。
いや、勝手に過ぎてゆく。あっという間に。

という愚痴を書き並べるためだけに今、手を動かしています。


でも嬉しいことも。

「長期で海外行くんだー」、と伝えた友人たちは例外なく、
日本から早く俺を追い出すために、愛情たっぷりの送別会を開いてくれます。

でもお前ら少し考えろ。

9月4日出発で、29、30、31、1、2、3、はやりすぎだろ。

カーニバルDA!

朝、成田行きに乗らずに熱海行き乗っちゃったらどうすんだ。
刺身定食いただいて温泉入ってまったりしちゃうだろ。イイナソレ。

いやいや、でも嬉しいです。ありがたう。


そんなこんなでまた明日も、映画祭のお仕事です。
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by chikara_mikado | 2007-08-28 02:57 | 雑記

ある温泉町の国際映画祭 その3,5

「よこはまチェコ文化週間」もうすぐチラシとポスターが出来上がります。
そのうち皆さんの手元に届くと思います。

9月4日の航空券をとりました。
次は長期滞在です。一応2年の予定。

旅立つ前に、日本の夏を満喫しようと、3回海に行きました。
伊豆、名古屋の島、九十九里。
かなりこげている今日この頃、皆さんいかがお過ごしですか?

よくよく考えたら、向こうの夏休みは4か月近くあるわけでして、
戻ってくりゃいいだけのこと。美白しなきゃ。SK2しなきゃ。

宣伝したら満足しちゃった前回の続きです。
そろそろ飽きてきただろ、おまえら。知ってるぞ。

でも空気を読まない(読めないわけではない、たぶん・・)僕は、ガンガン続けますよ。
他の人のことなんて知らなーい。


3日目の続き。

・Fresh Film Selection  イギリス/フランス/ロシア/ポーランド/チェコ

2本目。
国内外の若者が制作した短編映画を5本まとめて上映。

時間をテーマに時計男と時計女の哲学的絡み合いを魅せられた後、
ハムスターで笑いを取るショートフィルムを経て、
ロシアの厳しい貧困階級の母と息子の最期の時間に触れ、
ポーランド郊外の一軒家で庭という小さな世界で過ごす子供たちの一日を素通りし、
軍人とその恋人をテーマにコマ撮りの実写版パラパラ漫画を堪能。

といった感じの5本立てでした。
うーん、書いてて意味わからん。

どれも学生ですとか新進気鋭ですとか若手のクリエイターさんによるものだそうで。
勢いがあってなかなかよろしかったですよ。オホホ。誰やねん。


・THE TRAP  サーダン・ゴルボヴィッツ/セルビア/2007/106分

3本目。
バルカン半島はセルビア版の「Crime and Punishment」、ドストエフスキーの「罪と罰」。
子供の難病に苦しむ父親の葛藤。
弱みに付け込む非道な要求を受け、息子の治療費の為にある男をヌッ殺す。
その男は、息子の友達の父親だった。しかも奥さんは美人でいい人。
なんだか僕が書くとどう足搔いてもシリアスな説明にならないけど、結構暗いお話。


・COLD FEET  アレクサンダー・アイク/ノルウェー/2006/80分
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4本目。
今年の映画祭の大当たり。

観客全体も温かい笑いに包まれて、いや、爆笑の渦かな。
上映終了後の監督とのやり取りの場では、世界中のプロモーターが
うちの国で上映しないか、なんつって交渉開始。

広報用のDVD版が5枚しかないって監督が口を滑らしたら、
俺にくれ、いや私にくれ、ワシに寄越した方がいいぞ。
なんて、関係者どもが群がってた、

でも観客の中に兵がいて、むしろ俺に売ってくれYO!

ふと思い出した。
映画祭って、観客にアピールするだけじゃなくて、
自分が作った作品を配給会社やらプロモーターやら、映画関係者達に
売り込みをかける場所でもあるんだなと。

いい作品のあとは、観終わった後みんながいい気持ち。
コメディだから内容は説明しづらいんだけど、
ノルウェーの若者達の休暇の過ごし方をリアルに描いたらしい。by 監督談
クリスマス、冬休み、友達の結婚式、学生時代の恋人。
みんなひっくるめて、ノルウェー流冬休み。
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こんなんだけど。



・Kid svensk(That Special Summer) 
ナンナ・フォルマン/スェーデン、フィンランド/2007/85分

5本目
今年の映画祭、2番目の大ヒット。
フィンランドからスウェーデンに移民として海を渡った母娘の物語。
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キルシはフィンランドからスウェーデンに移民した12歳の女の子。
父親が死んで以来、母のエステアと二人で生活してきた。

エステアは、夫の死によって無気力となり、決してスウェーデン語を学ぼうとしない。
言葉が話せず、社会に溶け込めない母親をキルシは疎ましく思っていた。

1984年の夏、キルシは学校のコンテストで優勝し、子供達の羨望を背中に受け、
夏休みの間ローカルラジオ局のリポーターになる権利を獲得する。

しかし母親にコメントを求める校長先生の声で、喜んだキルシの顔が歪む。
ろくに受け答えもできず、キルシの優勝を妬んだ同級生から野次が飛び、
キルシは俯いてしまう。

顔を下に向け、母を置き去りに一人早歩く帰り道。
エステアから、夏休みの間はフィンランドに帰ることを告げられる。

キルシはラジオ局のリポーターができなくなることに憤慨するも、
しょうがなく一緒に生まれ故郷に帰ることにする。

迎えに来たのは、エステアの幼馴染。
彼女の息子ジャンペは、キルシの幼馴染でもある。
二人はいつも兄弟のように暮らしていたが、この夏で二人の関係が微妙に変化する・・


自分の故郷(精神的な)だ、と言い切れる場所を持っていない12歳の少女。
フィンランドもスウェーデンも彼女にとってみたら、ただの国である。
自分のアイデンティティを確立しようともがけばもがくほど、
周りとの関係がギクシャクしていく。

幼馴染だった少年と過ごす一夏。
少女は成長する。

無気力の母に、自分の存在をもっともっと見て欲しい。
多感な少女は、その方法をみつけられない。

自分の故郷、原点を知ろうとするが、
知るべき事実が存在しない、と思い込んでいる。

そんな少女が実際にいた。
監督のナンナ・フォルマンである。

誰しもが大人になるまでに通る葛藤を、
そして多くの人が忘れていくソレを心に深く留め、
心地よい映像として世に生み落した。


この日、5本目のこの映画は夜の9:30に監督の舞台挨拶とともに始まった。
遅めの上映で、長編映画はこれがデビュー作となるナンナ。
期待薄と考えたのか観客もまばらで、周りの人たちはちょっと眠そうだった。

オイラも面白くなかったら寝ればいいや、なんて思いながら座席に着いたのだけれど、
監督の挨拶が面白くて、期待感が膨らんできたんですよ。

挨拶が済んだ監督とプロデューサーはリザーブの会場ど真ん中の席へ。
ガラガラだったんで僕もすぐ近くに陣取っていた。
左斜め前。

で、約1時間半。
一瞬もスクリーンから目が離れなかった。
なんも他のこと考えなかった。

観終わって、久しぶりにいい気分なオイラは、
図々しくも右斜め後ろの監督に、

「日本から来ました。とてもいい映画を観たので今日は気持ちよく眠れます。ありがとう。」

なんて言ってみた。偉そうに・・
でも、監督メッチャいい人。
そんな偉そうなオイラに、

「国際的にこの映画を公開するのは初めてなの。
私は一番最初に感想を伝えてくれた貴方を忘れないわ。」

とか言ってる。調子にのっちゃうよボク。


そうなんです。
気持ちよく眠れるし、監督が自分の過去をテーマにいい映画を撮れるってことは、
母と娘はバッチリ分かり合い、幼馴染との関係も微妙かついい具合に。今は知らんけど。
全てがうまくいったってことなんですよね。えがったえがった。

帰り道もいい気分。
知ってる人誰もいない街で、暗い道を一人で、ほろ酔い気分で。
とてもよく眠れた。

日本に戻って今日で約一か月。
今もよく覚えてるのです。
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by chikara_mikado | 2007-08-18 04:15 | チェコのこと

ある温泉町の国際映画祭 その3

湿中お見舞い申し上げます。イラダチが止まらない。
8月に入っても梅雨が明けないってのは、異常気象ですよね?

週末海に行くんですよ。
台風5号が上陸ですって。奥さん。

一か月遊んでた報いなのか、みんなが意地悪なのか、
ハタマタ、これが社会人の普通なのか知りませんが、

ありえないほど忙しい。
振りをしてるわけじゃなくて。ほんとです。たぶん、メイビー、モジェナ。

さて、7月1日(日) 3日目。

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KV滞在中の主食は何かというとですね。

露店のソーセジですとか、ジャガイモとベーコンの茹で混ぜたモノとか、
ビールですとか、ビールですとか、ビールですね。

たまにレストランにも入りますが、何より愛してやまないのはファーストフードの中華料理屋。
スープと炒飯食べたときなんか、感動とお酢でむせ返りましたけど、何か?

というわけで、映画と映画の空き時間にちょこちょこ食べるスタイルが基本なわけで、
ゆっくり御飯を楽しむなんて余裕はどっかへ行ってしまうのです。

いい感じでスケジュールが詰まってるときなんか、

ビール→ソーセージ→映画→ビール→ソーセージ→映画→ビール・・・

などという超絶華麗なコンボが決まったりします。


たまに思い出したように、温泉を口に含んでは、
「うわっ、鉄くさっ」
などと、のたまう始末でもございます。

繰り返しになりますが、この温泉街は浸かる用じゃなくて飲料用なのです。
みんな陶器の入れ物に汲み取ってはゴクゴク飲んでやがる。

東京の錆びた水道水を飲むように。

この日観たのは・・・


・BITCH'S DIARY(尻軽女の日記)
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チェコの恋愛コメディ。
すぐに男と寝てしまう軽い女性の理想のパートナー探し。

ちょっと ”アリーmyLove” に雰囲気が似てて(話の筋も、主人公の女も)、
キャリスタ・フロックハートに心を奪われた過去がある僕からしてみると、
結構満足だった。いやかなり。

うーん、でもこの写真はいただけない。
心奪われない。ピクリトモシナイ。

実は、この映画の製作者サイドからコンタクトがあって、
「チェコ映画祭」のラインナップに入れて欲しいというリクエストを頂いたのです。

映画始まる前にプロデューサーがこっちきてにこやかに営業スマイル。
「今年はもう確定しちゃったので、来年推薦してみます。」
と腰の引け具合が見え隠れなんですが。

観終わった後、日本じゃもう見慣れた感じだし、ちと無理めだよなぁと、
そそくさと逃げるように劇場を後にしました。


少し宣伝。

今年の「2007チェコ映画祭 in Yokohama」は、
横浜美術館で10月26日(金)~10月28日(日)の開催です。

チェコからトマーシュ・ヴォレル監督とその息子が来日しますぜ、旦那。
日本からは奥田瑛二監督がシンポジウムに参加。目玉。

我ながら、結構いい組み合わせなんじゃないかと。

ヴォレルJr.(上映作品に主演級の俳優として出演)と、いつものように
チェコセンターの所長さんもパネリストとしてシンポジウムに参加します。

さらにさらに、今年は映画だけでなく、
「人形劇公演」、「チェコ音楽の夕べ」、「チェコフェア(物品展+セミナー)」
と、複数のイベントを横浜で同時期に一挙開催とし、

「よこはま・チェコ文化週間2007」

なる一大イベントに成長することに。
赤字で書きたいくらいです。

近いうちに、また詳細書かせていただきます。



あ・・・

宣伝したらなんか満足しちゃった。
今日はもうやめとこ。
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by chikara_mikado | 2007-08-03 02:34 | チェコのこと