<   2008年 04月 ( 2 )   > この月の画像一覧

青空+空白=空腹

プラハはいい天気です。
気持ちのいい日が続いています。

が、腹が減っている。そしてそれほど食欲はわかぬ。
というのも、同居人が出ていっちまいまして。

「あんたなんかとはもう暮らしてられないわ。」
「そのうち戻ると思うけど。」

一人の食卓はなかなかの修行だよ。
うんまぁ、落ち着いたら戻っておいで。

---------------------------------------------------------------------

先週、ニューヨークに行ってきたんです。初の。
知り合いの音楽教授の旦那さんの車イスを押すために。

まぁ、プラハからだとわりと近いわけで、
息抜きがてら未体験ゾーンに突入してみたわけなんですが・・・

ビルすごいね、ビル。
人すごいね、人。
でっかいね、でっかいね。

でも、無性に感じたのは”懐かしい”という感覚。
近代的な高層ビルが立ち並ぶウォール街、ネオンが煌くタイムズスクウェア、
新宿に六本木に秋葉原やんか。

a0013368_1242891.jpg


同じく日本から来た方々は、それでも何やら違和感を感じていたようだが、
プラハの古い街並みから来たボクは、都会にしかないバランスに安心してしまった。


マンハッタンのど真ん中にセントラルパークがある。暑いぐらいの日差しの中、
ニュヨーカーがランニングしたり、散歩したり、デートしたり、憩いの場所。
鴨が踊る池の周りは、桜が咲いている。ふと目線を上げると、
木々の隙間からビル群が現れる。

あれれ、これって新宿御苑?

もうね、これから例の角の果物屋でカットパイン買って、ゲーセン行って、ラーメン食って、ゴールデン街で飲んで、渋谷に戻って、麻雀か漫画喫茶で悩むみたいなね。

錯覚した。激しく間違えた。

これから、自然史博物館見学して、コンサート行って、ミュージカル観て、
カーネギーホール行って、出会った子と5番街歩いて・・・

良かった現実がこっちで。

a0013368_1292732.jpg



プラハは音楽留学生が多いのだけれど、ここニューヨークも凄いんだ。
ジュリアード音楽院の校舎に入る機会があって、
世界中からの留学生が必死に練習している姿を目の当たりにした。

芸の道は厳しい。

”ここ”っていう終わりのない目的に向けて、ひたすら一直線だもの。
どこか知らない場所へ行く時も、行きは遠い気がして、帰り道はあっという間だもんな。
分野は違えど、自分のいるフィールドにあまりに大きな不安を再認識した。

a0013368_14138.jpg

スタンドのチーズバーガー食べたら忘れたけど。

気を取り直して街を歩き出すと、風景に溶け込んだ日本人達をよく見かける。
明らかに観光客ではない。
NYには、6万人程の日本人が生活している。

日本食のレストラン、飲み屋やラーメン屋が充実しているわけだ。
ちなみにプラハは700人くらいしかいない。

そんなわけで、日本を出て以来の居酒屋へ。
刺身は美味いし、ホタルイカは富山産だし、メンチカツはホクホクで、
たらこおにぎりはしょっぱいし、塩なのか涙なのかわからないし。

一緒に食事をしていた「非凡なる芸術性、円熟、知性」(ニューヨークタイムズ紙)な
ピアニストE氏と共に、日本酒をあおり、いい気分で宿に退散。

他に来ていた方々は、皆さんヒルトンホテルでしたが、
私は当然ながらYMCAでございます。




そんなてんこ盛りな1週間を経て、プラハに戻ったとき、

「ほっとした。」

でもね、家へ帰る途中のバス停で、荷物抱えて待っていたのに素通りされたんだ。

「あぁ、帰ってきた。」

と、思った。





それにしてもNYはタクシーが多いね。
a0013368_1455312.jpg

[PR]
by chikara_mikado | 2008-04-30 01:49 | 旅行

勝訴 その後の報告

プラハ公共交通公社からの手紙の後、約1週間が過ぎた。
今度はチェコの郵便局から一通のピラピラ。
a0013368_2354857.jpg

郵便小切手のようなもの。


どうやら、申し立てに対する謝罪とお金の問題は管轄が違う様子。
どこの国も縦割りで大変ですね。

というわけで、今度はその小切手を持って
郵便局に換金しに行かねばなりません。
a0013368_23552812.jpg

最初のトライでは、身分証にパスポートのコピーを提示したため
鼻でフンッとやられて、追い返されました。

気を取り直して2度目の挑戦です。
オリジナルのパスポートを持ち、ぎこちない作り笑顔を用意しました。
つまらなそうに小切手を受け取ると、ようやく現金の受け渡しが終了。

長かったこの問題にもついにケリがつきました。
中央郵便局の門を出た時の風が気持ち良かったことこの上なし。
a0013368_2356369.jpg




「日本人は世界で最も質の高いサービスを要求するワガママ人だ。」

と、ニーチェあたりが言ってそうですが、とはいえ
チェコのこの対応は余りに手が込みすぎていると感じました。

日本において、券売機等でトラブルがあった場合、

自己申告→お金を本当に入れたか確認(あくまで確認、たまにない場合も)
→駅員さんからお金をもらって終了

早ければ2分で終わります。

しかし、ここチェコでは、

自己申告→疑いの眼差し→再度申告→たらい回し→再度申告→開き直り
→怒りとともに再度申告→調査期間2ケ月→謝罪の手紙→更に1週間後郵便小切手
→自ら郵便局に行って引き換え(ちなみに2度訪問)

というプロセスが必要になります。

晴れて全ての問題が解決し、失われし現金が手元に戻ってきたのが
事件日よりちょうど3か月。季節が変わってしまいました。
途中であきらめる人々の話をよく耳にします。

というわけで、プラハの券売機にはご注意ください。
旅の思い出と許せる心の広い方は全く問題ありませんが、
気になっちゃう人は駅の売店等で売り子さんから購入するのが吉。
必ず取り扱っていますので。
[PR]
by chikara_mikado | 2008-04-07 00:06 | 気になった画像