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勝訴 その後の報告

プラハ公共交通公社からの手紙の後、約1週間が過ぎた。
今度はチェコの郵便局から一通のピラピラ。
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郵便小切手のようなもの。


どうやら、申し立てに対する謝罪とお金の問題は管轄が違う様子。
どこの国も縦割りで大変ですね。

というわけで、今度はその小切手を持って
郵便局に換金しに行かねばなりません。
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最初のトライでは、身分証にパスポートのコピーを提示したため
鼻でフンッとやられて、追い返されました。

気を取り直して2度目の挑戦です。
オリジナルのパスポートを持ち、ぎこちない作り笑顔を用意しました。
つまらなそうに小切手を受け取ると、ようやく現金の受け渡しが終了。

長かったこの問題にもついにケリがつきました。
中央郵便局の門を出た時の風が気持ち良かったことこの上なし。
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「日本人は世界で最も質の高いサービスを要求するワガママ人だ。」

と、ニーチェあたりが言ってそうですが、とはいえ
チェコのこの対応は余りに手が込みすぎていると感じました。

日本において、券売機等でトラブルがあった場合、

自己申告→お金を本当に入れたか確認(あくまで確認、たまにない場合も)
→駅員さんからお金をもらって終了

早ければ2分で終わります。

しかし、ここチェコでは、

自己申告→疑いの眼差し→再度申告→たらい回し→再度申告→開き直り
→怒りとともに再度申告→調査期間2ケ月→謝罪の手紙→更に1週間後郵便小切手
→自ら郵便局に行って引き換え(ちなみに2度訪問)

というプロセスが必要になります。

晴れて全ての問題が解決し、失われし現金が手元に戻ってきたのが
事件日よりちょうど3か月。季節が変わってしまいました。
途中であきらめる人々の話をよく耳にします。

というわけで、プラハの券売機にはご注意ください。
旅の思い出と許せる心の広い方は全く問題ありませんが、
気になっちゃう人は駅の売店等で売り子さんから購入するのが吉。
必ず取り扱っていますので。
by chikara_mikado | 2008-04-07 00:06 | 気になった画像
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